『パリサンジェルマンとの1legは、カルバハルが出場停止で危機的状況のレアルマドリード』~カルバハル抜きでのCLの戦い方~
『レアル・マドリードのダニエル・カルバハルに2試合の出場停止を科す決定を下した。6日に行われたレアル・マドリード対ドルトムントで1試合の処分を消化したため、もう1試合UEFAの主催大会で処分を受けることとなる』
問題となったのは
昨年11月21日に行われた
ヨーロッパチャンピオンズリーグの
グループリーグ第5節のアポエル戦で
カルバハルがアディショナルタイムに
執拗な遅延行為をして累積3枚目の
イエローカードをもらい、次節の
ドルトムント戦で出場停止になった際に
故意に決勝トーナメントで累積警告の数を
リセットしようとし、イエローカードを
もらったことが問題視されています。
レアルマドリードは、第5節時点で
決勝トーナメント進出を決めていたにも
かかわらず、同選手の行為があったため
偶発的というより意図的に行ったという
信憑性がより一層深まったゆえの
判決なのです。
カルバハル抜きでのPSG戦の戦い方
個人的には一番抜けてはいけない選手が
出場できないのは危機的状況だと
思っています。
それはパリサンジェルマンの
基本フォーメーションを見れば
一目瞭然です。
そうです。ネイマールのマークです。
カルバハルは
レアルマドリードの右サイドバックとして
不動のレギュラーであり、
スペイン代表でも代表キャリアの
長い選手です。
カルバハルは前線への攻撃参加の際に
テクニックや豊富な運動量で右サイドで
違いを作れる選手です。
しかも、レアルマドリードの右サイドの
カルバハルとベイルの連携は、PSGにも
驚異を与えネイマールを強制的に守備に
課す機会も増え、実質ネイマールの
攻撃力の低下に繋がります。
また、戦術的に左サイドバックの
マルセロが攻撃時に非常に高いポジションを取るので、右サイドバックの
カルバハルの攻撃参加の機会は、
マルセロに比べたら少なく、
右サイドでの守備を強いられることも
多いため、相手を遅らせたり、止める
守備センスも持ち合わせています。
通常であれば、カルバハルとネイマールの
マッチアップになり、
互角、またはネイマールやや優勢の状況に
あります。
しかしカルバハルが出場停止なため
ナチョかアシュラフが右サイドバックでの
起用となるでしょう。
ナチョは本来はCBなので守備力には
定評のある選手ですが、
右サイドでの攻撃参加という部分では
カルバハルに劣り、怖さを
あまり感じさせません。
カンテラ出身で、今年からAチームに
昇格したアシュラフは、元ウイングだけに
攻撃力、また豊富な運動量の選手ですが
守備面での不安を抱えています。
また、プレイスタイルは対照的な
両選手ですが、共通することがあります。
それが経験の少なさです。
リーグ戦、カップ戦の可能性が消え
『私たちは、まだCLが残っている』と
ジダンが語ったように、是が非でも
CL3連覇という偉業を成し遂げて、
汚名返上をしたいレアルマドリードは
必死になってCLを取りに行くでしょう。
昇格1年目のアシュラフと8年目ながら
一昨年から出場機会が徐々に増えてきたが
レギュラーとはいかないナチョが
CLという大舞台で本来の力を
発揮できるのかというのが不安です。
正直な話をすると
本来の力以上の力を発揮できないと
1legの勝利を落としてしまうと言っても
過言ではありません。
方や去年のバルセロナvsPSGのCLで
歴史的大逆転劇の立役者である
ネイマール。
方や経験不足の若手選手。
経験の違いが顕著であり
例えるなら大人と子供ぐらいの差があると
言っても過言ではありません。
並みのチームが相手であれば
カルバハルの出場停止は何も問題では
ありません。
しかし、相手はパリサンジェルマンであり
相手の左サイドにはネイマールがいます。
中盤のタレントもチアゴ・モッタ、
ヴェラッティ、ラビオとタレントが
揃うため、ジダン監督がどのような采配で
パリの強力な攻撃陣を押さえるのか。
個人的にはSBでの経験のある
セルヒオ・ラモスをサイドに置き、
CBをナチョに置き、セルヒオ・ラモスを
守備専用のネイマール対策として置くのが
守備の安定という面ではいいと思います。
右ウイングのディ・マリアも絶好調であり
ネイマールだけを封じればいい訳では
ありません。
その全体的な試合予想は
後日あげたいと思います。
本日も読んで頂きありがとうございます。
このブログが皆様のお役に立てれば
幸いです。
ではまた!