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サッカーをこよなく愛する人、特にレアルマドリードを愛する人を笑顔にさせることを目的に書いているブログです(^^)レアルマドリードの試合を中心に、個人的な意見や独自の角度からの分析をしていきたいと思っております。サッカーを通じて、色々な方と繋がり、自分自身の成長に繋がればいいなと思っております。

『他のスポーツでも蔓延るチケット転売問題』~日本代表チケット転売問題~

今年の6月にロシアワールドカップを
控え、徐々に盛り上がりを見せている
サッカー日本代表


去年の8月31日のロシアワールドカップ
最終予選には、約6万人もの観客が訪れる
程の人気があります。

通常のJリーグでもダービー戦などの
盛り上がる試合でも3万人
限度なので、そう考えると日本代表の
人気は物凄いものなのです。



そんな中で最近のサッカー日本代表の人気を悪用した、チケット転売問題
最近浮き彫りになってきました。


その実情と対策について、述べたいとおもいます。



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転売の実態

まず日本代表戦のチケットの購入方法は
2種類あります。

1つは、チケット販売正規店を通し
購入する方法。


1つは日本サッカー後援会の会員になり、
会員向けのチケットを買うこと。


あまり聞き馴染みのない言葉だが、
1977年に日本サッカー後援会
創設され、会員数は6000人を上限に、
会員は日本代表の活動支援費としての会費を
支払う対価として、日本代表チケットを
優先的に買えます。

日本サッカー後援会は30~40代が
最も多く、男女比は6:4です。


席は指定席でもランダムだが、
日本サッカー後援会がチケットを
会員全員分確保しているため、
100%チケットを買えます。


なので、日本サッカー後援会に、新規で
申し込む人はこの特典が目的で申し込む
ことが多いです。


ここに、転売者の目的があります。


100%でチケットを買えるため、
一般販売でチケットが買えない程
人気の試合のチケットは、定価以上の高値で
販売している転売者が増えています。


ある試合では定価9000円のチケットを
10万円(ペアで20万円)で販売する
転売者もいるそうです。


また、去年の10月の
キリンチャレンジカップが行われた
日産スタジアムでは、ある会社が聞き取り
調査をした結果、ランダムで調査した
20席中、7席で転売でチケットを購入した
人々がいたそうです。


このように売る側と買う側が
転売と認識した上で売買が行われている
現状が、他のスポーツやライブイベント
なども含め、さまざまな場所で
横行しています。


これと同じような問題が
プロ野球の世界でもありました。

一昔前は、私設応援団多く
彼らが大量のチケットを裏ルートで購入し
会員に自分達が利益のでるよう
売りつけていました。


調査等で、その実態が露になった結果
私設応援団はどんどん排除され
そのような転売は一時的には
抑制されましたが、人気を逆手に取り
チケットを高値で転売することは
今も昔も変わらないことなのです。



私も実際、出身が神奈川のため
去年の横浜DeNAベイスターズ
クライマックスシリーズを見たいと思い
チケットを買いにいきました。


しかし、横浜ベイスターズから
横浜DeNAベイスターズになってから
経営改善の影響で人気が出て来場者数が
急速に増え、通常のシーズン戦でも
チケットを取るのが大変だと聞きました。


クライマックスシリーズだと尚更だと思い
販売当日に某チケット販売店に行きました。


すると案の定、長蛇の列で
結局チケットを買えませんでした。


チケットを買えなかった私はその後
チケット売買サイトを見て
転売の実情を目の当たりにして、
心を痛めました。


数千円のチケットが当たり前のように
数万円で販売している現状があったのです。


また、去年の10月のサッカー日本代表
ハイチ戦のチケットについては更に
驚くべきことがあったのです。


ロシアワールドカップ行きが決まり
対戦相手も日本より格下ということで
空席が目立ったこの試合でしたが、
チケット売買サイトを見ると今度は
チケットを定価以下で販売していたのです。


出品者は売れ残りを恐れ
何としてでも売ろうとした結果
このようなことも起こるのです。


実体験を通じ、尚更チケットの転売問題を
痛いほど実感しました。



そんな実情があるなかで
このままではいけないと対策も
打ち出しています。


転売対策

まずは事前に日本サッカー後援会側が
インターネットを通じて転売の可能性の
ある日本サッカー後援会の会員を
炙り出しました。


ヤフオクチケットキャンプ
またTwitterなどのSNSなども調査をした結果
目星をつけていた会員の3~4割
転売者でした。


日本サッカー後援会の規約上転売は
規約違反となっているため、約20名が
今回の調査で除名となりました。

この調査の結果、
一般の人が老若男女問わず、転売を
やっている現状もわかりました。

都心から遠い地域に住む20代の女性が
転売をしているケースもありました。


また後援会の会員の席よりも
一般席の方が圧倒的に多いため
一般席の転売に関しては日本サッカー協会
対処しています。

具体的には買った人の席を縄で縛り
チケットを転売で買った本人には
基本的には退出を申し出ます。





このように対策は打っているものの
法律上は前例がなく、有罪にならなかったり
チケット売買サイト側もプラットフォームを
貸し出している立場上、運営には
責任はないという立場なので、
チケット転売は、グレーゾーンというのが
今の日本の現状なのです。


入場時に会員証の提示や身分証の提示を
求める動きもあるそうですが、
サッカーを本当に観たい人が
心から楽しんで観れる環境ができると
いいですね。


今日も読んで頂きありがとうございます。

このブログが皆様のお役に立てれば
幸いです。

ではまた!