『デポルティエボ戦の得点シーン分析』~ベンゼマとロナウドの連携の良さ~
デポルティエボ戦の試合分析の続きを
早速書きたいと思います。
67分の4点目のシーンと
77分の5点目を解説したいと思います。
ナバスの高判断(64分の得点シーン)
相手に攻め込まれて、ゴールキーパーの
ナバスがキャッチしたところから
得点シーンの攻撃が始まります。
①右サイドにポジションチェンジして
フリーになっていたロナウドにナバスがロングスローでパスを出します。
②ロナウドはドリブルしながら
ベンゼマのマーク役だったエスポシトが
数的不利にも能力的にもな右サイドを
カバーしたのを見てから、ベイルに
パスを出します。
③ベンゼマはエスポシトが自分のマークから、
外れたことを確認してから、がら空きの
中央を駆け上がります。
④ボールを持ったベイルはエスポシトが
ロナウドに寄せきる前の一瞬を狙い
ロナウドにパスをします。
⑤エスポシトの空けた中央のスペースを
ベンゼマに続き、モドリッチも使い
前線に上がり、中央フリーのモドリッチに
ロナウドがワンタッチパスをして
モドリッチがシュート
意外と見落としがちですが、この時
ベンゼマが左に流れることによって
相手のCBは中央のスペースを消すことよりも
ベンゼマのマークに気を取られ
モドリッチのシュートコースを確保した
ことも注目する点です。
ロナウドとベンゼマのコンビネーションで奪った5点目(75分のシーン)
このシーンはベイルがパスカットをして
タメを作りコバチッチにパスを出した
ところから始まります。
①中央を駆け上がっていたカゼミロに
コバチッチがパスを出します。
②中央で、エスポシトとキリェルメに
プレッシャーをかけられながらカゼミロは
ルイシーニョが攻撃で高いポジションを取っていたため、空いていた左サイドの
ポジションに走り込んだベイルにパスを
出します。
③ベイルがドリブルで右サイドを駆け上がり、
CBのアドリアンが引っ張られて
空いた中央のスペースにカゼミロが
走り込みベイルからリターンパスを
もらいます。
④中央でロナウドとベンゼマが入れ替わり
相手CBを撹乱し、ベンゼマにファンフランと
エスポシトがつられて
ロナウドがファーでフリーになり
カゼミロからのクロスに合わせてシュート
このシーンはカウンターから相手のSB裏を
狙ったプレーであり、右サイドのカゼミロとベイルのカバーにCB2人が釣り出され
左サイドがLSBのファンフランだけというがら空きの中でロナウドとベンゼマという選択肢が2枚ある状況を作り出した時点でゴールはもう約束されたも
同然でした。
また、勝負どころで攻撃参加する
カゼミロの判断力はアンカーで周りを俯瞰してるからこそ成せることなのでしょう。
下位のチームだからとはいえ
レアルらしい攻撃が久しぶりに見られた
気がします。
バレンシア戦に期待です。
今日も読んで頂きありがとうございます。
このブログが皆様のお役に立てれば幸いです。
ではまた!