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サッカーをこよなく愛する人、特にレアルマドリードを愛する人を笑顔にさせることを目的に書いているブログです(^^)レアルマドリードの試合を中心に、個人的な意見や独自の角度からの分析をしていきたいと思っております。サッカーを通じて、色々な方と繋がり、自分自身の成長に繋がればいいなと思っております。

『87分の悲劇』~レアルマドリードvsビジャレアル

本日はリーガ・エスパニョーラ第19節
レアルマドリードvsビジャレアルについて試合分析していきたいと
思います。

年末のクラシコから調子を戻せずにいる
レアルマドリードがどのような戦いを
するのかが焦点となります。


スタメン

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レアルマドリードは、現地の予想で、[4-4-2]という表記でしたが、試合の序盤はイスコが一列前で[4-3-3]のような
形でした。

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一方のビジャレアルは、
ミランからレンタル移籍したバッカを前線に配置した[4-4-2]のフォーメーションです。

試合分析

・試合序盤


全体的に、選手個人のポジショニングが
悪く、パスの出しどころがなく
ボールロストするシーンが多かったです。

また、ビジャレアルも中盤の中央の
スペースを消していたので

モドリッチやクロースが仕事をさせて
もらえず、中盤と前線が間延び
していました。


それでいて1.5列目で動き回って、
前線と中盤を繋ぐイスコも(ジダンの指示なのか)
中盤でボールを受ける動きがなかったので、
単調な攻撃が続いていました。


その結果、中盤でボールが回らなくなり
回らないからこそモドリッチなどは
ボールをもらいにボールホルダーに
近づくが、逆に中盤の選手の距離感が
近くなり、パスコースの読みやすい状況が
できてしまいました。


まとめると、
序盤は不調のレアルマドリード
ビジャレアルの守備戦術にまんまと
ハマっていたのです。



しかし、そんな中でも修正してくるのが
レアルマドリードです。


前半29分前後から、イスコが中盤に頻繁に降りてくるようになり、ボールが回るようになります。


それまでとは違い、前線だけで仕事をするプレーから、イスコが中盤に降りてきたり
自由に動き回る、フリーマンの動きを
始めたことによって得点期が生まれます。


29分のシーンは、ベイルとロナウド
頻繁にポジションチェンジをする中で
ビジャレアルハウメ・コスタがそのときのみロナウドへのマークを外し、結果的にモドリッチからの縦パスを通され、決定期を作りました。


シュートコースがほとんどなかったものの
ロナウドには決めて欲しかったシーンでも
ありました。



そして、それ以上に決定的なシーンが
前半45分にあります。

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①イスコがモドリッチからボールをもらい
カルバハルとのワンツーを試みます。



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②トリゲロスを引っ張りながら前進した
イスコにカルバハルがボールを戻します。



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③3人にプレッシャーをかけられた
状況から左のベイルにパスを出します。


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④トリゲロスとアルバロ・ゴンザレスの
マークがベイルに移ったところで、
ベイルがシュートを打つ体勢から
ワンフェイクいれて2人を剥がし、
右のイスコがフリーになったところで
イスコにパスを出します。


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⑤イスコがファーのロナウド
グラウンダーのクロスを出します。


このチャンスこそイスコの持ち味と
ベイルの上手さで崩したレアルらしい

プレーでしたが、ロナウドがフィニッシュ
を決められません。


後半

前半のプレーを引き続き行いつつ
インサイドハーフモドリッチ、クロースの持ち上がりやCBの持ち上がりが増えチャンスを多く作り出します。


しかし色々な選手がシュートを打ちますが
得点が生まれません。

ビジャレアルは、カウンターを後半から
より意識するようになり、サイドで作って
中央のフォルナレスが10番の仕事を
始めます。


レアルマドリードがシュートを打ったら
カウンターでビジャレアルがチャンスを
作る状況が長く続く中、均衡が破れます。

得点シーン

レアルマドリードのセットプレーの際はCBがゴール前まで上がります。

最前線の後ろにモドリッチやクロースが
セカンドボールに備えてポジションして
その後ろのCBの位置に、SBが本職の
マルセロとカルバハルを置きます。

これはレアルマドリードのセットプレーの
決まりごとなのです。



まず、このシーンはコーナーキック
相手に当たります。

それを拾ったビジャレアル
すぐにポジティブトラディションに
切り替わり、カウンターに転じます。



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①カウンターを防ごうとモドリッチ
潰しに行くが1対3という数的優位の前に
横パスでかわされます。



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②左奥の選手に展開します。


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③後半から出場のウナルにパスを通され
シュートを打たれます。



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④ナバスがシュートを防ぐものの
こぼれ球をシュート。


試合終盤ということもあり
何としても点が欲しかったゆえに
CBを前線にもってきたことが
カウンターの際に本来SBの選手が
CBの位置で対人をするというハプニングが生まれ、当然上手くディフェンスできず
中央へのパスを通されて得点が入ります。


結果1-0ビジャレアルに敗れ
バルセロナとのゲーム差をさらに
広げられました。


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2年間ほぼ固定メンバーで戦っていたゆえの勤続疲労や、相手チームからの対策などが重なって
今のレアルマドリードは上手くいってないように私は感じます。


ジダンが戦略を変えるのか?
それに当たって選手を変えるのか?
それとも外から取るのか?


課題は多いが、ヨーロッパチャンピオンリーグ3連覇という偉業を達成する
チャンス
レアルマドリードには
残されています。


リーグ戦もレスターの奇跡以上の奇跡レアルマドリードに願って
最終節まで見届けたいと思います。


今日も読んで頂きありがとうございます。

このブログが皆様のお役に立てれば
幸いです。

ではまた!