『SBなくして現代サッカーは成り立たない』
今回はSBについて紹介したいと思います。
このポジションは、現在の海外サッカーで
戦術を考える上で非常に重要なポジションであり、
密かに今話題のポジションでもあります。
有名な日本人選手は、
女優の平愛梨さんと結婚して、
「アモーレ」で一躍話題になった長友佑都選手(インテル)や女性人気が非常に高い内田篤人選手(ウニオン・ベルリン)などが活躍してます。
SBの仕事
①サイドでの敵FWに対しての守備
②中盤から前線での攻撃参加
大きくわけて、この2つがSBの仕事です。
まず①について、説明します。
①サイドでの敵FWに対しての守備
SBは、ディフェンダーと呼ばれるくらい
なので、前提として守備ができないといけません。
後ろにGKしかいない以上、相手の選手に
ドリブルで抜かれたら一気にピンチに
なるので、それを阻むフィジカルと
呼ばれる体の強さや相手選手の進行方向を
予測しボールを奪う予測力・ボール奪取能力が
CBと同様に必要になってきます。
攻撃の際には、グラウンドの中央でゴールを目指すのか、グラウンドのサイドでゴールを目指すのかという2種類の攻め方が
基本的には存在します。
中央のエリアは人が多く、プレッシャーが
強い現代サッカーでは、自ずとサイドの
使い方が、攻撃でも守備でも
鍵を握るので、中央の選手と同様に
SBも近年では重要なポジションとなっております。
②中盤から前線での攻撃参加
日本人選手だと長友選手が得意としている
プレーが②に当てはまります。
DFから繋ぐことは大事ですが、
それ以上に中盤を崩して、どう前線に
ボールを送りゴールを奪えるかを色々な
チームが試行錯誤し、最近では中盤で
MFだけが仕事をするという
概念が覆りつつあります。
ポジションではなくポゼッションが大切
なのです。
どこに誰がいるかという概念の上で
ゴールに近い中盤や前線に人数を割いて
相手より人数の多い状況を作り出し
少しでもゴールの確率を上げようとした
結果がSBが中盤から前線での攻撃参加に
繋がっているのです。
オーバーラップと呼ばれる前線でボールを持つFWを外側から追い越す動きで、攻撃の選択肢やパスコースを作ったりすることがSBの攻撃参加する上での主な仕事です。
(ボールを持ってるWGの外側から追い越す矢印の動きがオーバーラップ)
また近年では、SBが中盤まで移動してから
さらにまた、サイドから中央に立ち位置を変えて、中央のボール回しを
サポートすることもしています。
(これを偽サイドバックという)
守備だけではなく、攻撃のために
中盤、前線の選手がいる位置まで行かないといけないので、一昔前よりも体力が必要になった
ポジションになりました。
素人目から見るとSBというと
とても地味なポジションですが、
最近の海外サッカーでは上手いSBが
いるチームほど、戦術の選択肢が多く
強いチームと言われる時代になってます。
番外編として後日先程少し触れた
元バルセロナの選手のグアルディオラ監督
(現マンチェスター・シティー監督)が
生み出した偽SBという概念を説明していけたらいいなと思っております。
今日も長々読んで頂き
ありがとうございます。
このブログが皆様のお役に立てれば
幸いです。
ではまた!