『ビルバオ目線の戦術分析でわかる』、レアルマドリードが点を取れなかった理由
リーガ・エスパニョーラ第14節
試合分析をしたいと思います。
点をなぜ取れなかったのか?を掘り下げるため
別角度から(ビルバオ目線で)分析したいと思います。
今節、バルセロナが相手に引き分けたため
勝ち点3がなんとしても必要なレアルは
ほぼフルメンバーでビルバオ戦に挑みました。
先発メンバー
先発が予定されていたベイルは、
ふくらはぎの違和感で外され、代わりに
イスコが入り、中盤ダイアモンド型の
4-4-2のフォーメーションでした。
フォーメーションは4-2-3-1でした。
試合展開
ビルバオの攻撃はサイドを起点にクロスで
ワントップのアドゥリスに合わせる形が多く
守備は中央をコンパクトに絞った4-4-2の
可変システムで試合に望みました。
攻撃は、守備からカウンターでマルセロの裏を
徹底して狙って、チャンスを作ってました。
ここで重要なポイントになってくるのは
ビルバオの守備です。
なぜビルバオがレアル相手に0点で押さえられたのか?
それは、イスコへの徹底的な
マークとビルバオ自陣のDFと中盤の間の距離を狭くして2列目からの飛び出しを制限
これがビルバオがレアルから点を取られなかった守備の戦術です。
実はこの2つは違うことのようで
同じ目的の元組まれた作戦でもあります。
それはイスコに仕事をさせないことです。
イスコは、豊富な運動量でどこにでも顔を出し
ボールを貰いに来て、チャンスの起点となったり・自ら仕掛けてチャンスを作ったりする選手です。
チームでの役割やポジションは異なりますが
ユベントスのディバラにプレースタイルは
似てます。
そのイスコに仕事をさせないと
どうなるのか?
2つ目のことともリンクしますが、
イスコは本来相手の中盤とDFの間で
ポジショニングしつつ、自分の
得意なプレーを発揮する選手です。
またモドリッチやクロースからボールを貰って
崩すのがレアルの4-4-2時の攻撃パターンの1つでもあります。
(上の図はいつもの攻撃パターン)
なので徹底的なマーク+DFと中盤の間が狭いとその仕事・自分の得意なプレーができません。
(ビルバオ戦の状況)
それと同時にモドリッチやクロースの2列目からの飛び出しも、中盤とDFの間が狭いと
できません。
レアルが終始サイドでボールを回す展開が
多かったのも、中央をコンパクトに守っていた
からであります。
イスコもサイドでのプレーが多く、
やりずらそうでした。
中央をコンパクトに守る守備のため
ある程度サイドにスペースがあり、サイドからのクロスという攻撃がレアルは多かったのですが、ビルバオのDF陣は空中戦に強く
状況に応じて4バックと5バックを使い分けて
レアルは対策を試合終了間際に打ってましたが
時すでに遅しという感じでした。
ビルバオの弱点にもっと早く気づいていれば、
得点を取れたと私は思います。
その弱点については、次の記事で書きたいと
思います。
ちなみにこれも二つあります。
ここまで読んで頂きありがとうございます!
このブログが皆様のお役に立てれば幸いです。
ではまた!