~「選手=株式?」~今夏の移籍市場
一億~二億ユーロもの大金を注ぎ込む移籍市場には、『戦力強化』という本来の目的よりも
第三者が影響を及ぼしている。
つまり、選手が今やマーケットで
値をつけ取引される「株式」または「債券」の
ようになってきている。
〇元来の仕組み(1990~2000年代
)
中小クラブ→育成で育てるか無名の若い才能のある選手を見つけ、レギュラーとして活躍させ
価値が高まれば売却、その一部を再投資して戦力のバランスを取るサイクル
ビッグクラブ→移籍収支を赤字にしてでも
戦力の強化をし、クラブとしての結果を求める
サイクル
〇現在の仕組み(00年代後半~10年代)
見られる、オイルマネーに支えられた中東資本の大型補強が現在のシステム。
スポーツマンシップ・フェアプレーなどの
欧州サッカーの秩序を(財力を使い)破壊し、
金がものを言う弱肉強食の世界を中東の
オーナーによって作り替えられた。
それはお金の力を利用し最短距離で、
勝利と栄光を手にするシステムが生まれたのである。
最大の問題は、移籍市場への投資がスポーツの自体の結果を生むためではなく、そこから得た利益をサッカーの外の世界に、投資することだ。
この傾向が今後も続けば、
サッカー界は長期的に痩せ細っていくだろう。
(footballista 10月号参考)
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
移籍市場・カタルーニャ独立によるスペイン代表の行方やバルセロナのリーガ脱退?など
サッカー界は問題が山積みですね。
少しずつでもいいので、いい方向に進展すると
いいですね。
ではまた!